妻の職場仲間に喪中はがきを出す場合、夫婦連名にすべき?続柄はどうする?

最近は年賀状のやり取りを辞めてしまって、LINEなどSNSのみで年始の挨拶をする人も増えています。
ただ、そうは言っても職場の付き合いだけを年賀状でやっているという人もいます。

例えば、夫の祖父が亡くなった場合。
すでに夫は年賀状のやり取りを辞めているんだけど、妻である貴方は職場関係への年賀状を毎年出しているというケースです。
非常に稀なケースかもしれませんが、こうした場合喪中はがきは夫婦連名で出すべきなのでしょうか?
また、祖父の続柄はなんと書くのが適切なんでしょうか?
このケースについて解説します。

1.夫婦連名の必要はなく、妻(貴方)の名前のみでOK

よく、「喪中はがきは家族を一つとして考えるから、夫婦連名にすべき」という意見を耳にします。
しかし、妻の職場相手に年賀状のやり取りをしている場合、年賀状では夫婦連名ではなく、妻の名前のみでやり取りをしているはずです。

そんな相手に、いきなり喪中はがきが届いて、しかも知らない名前(夫の名前)が書かれていたら、相手は不審に思うでしょう。連名の妻の名前を見て、やっと理解できるという感じですね。

そもそも喪中はがきとは、年賀状のやり取りをしている人に対して「今年は喪中なので年賀状は出しません」ということを伝えるための挨拶状です。

そのことを踏まえると、喪中はがきは普段年賀状を出している差出人のままでよく、この場合は妻(貴方)だけの名前で差し出すようにしましょう。

2.妻(貴方)から見た続柄を書きましょう

喪中はがきに書く続柄は、差出人から見た続柄になります。
妻(貴方)から見て、義理とはいえ祖父になります。

義祖父という書き方をするかどうかですが、義父、義母という書き方はあっても、義祖父、義祖母とはあまり書かずに、「祖父」という書き方で十分です。

自分の祖父母であっても、配偶者の祖父母であっても、同じように「祖父」「祖母」と書きます。
その上で、「祖父 山田太郎が・・・」と祖父の姓を入れると、義理の祖父かどうかが分かります。

どうしても義理の祖父ということを言いたい場合は「夫の祖父」と書けば問題ありません。
しかし、夫であれ妻であれ、祖父ということに変わりはありませんので、少し他人行儀に聞こえるかもしれません。

祖父母の場合は、どの場合でも「祖父」「祖母」で十分でしょう。

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