喪中はがきで家族葬をした時の文例はどう書く?

家族葬を知らせる喪中はがきの文例

最近の葬儀は家族葬が増えています。
葬儀場も、家族葬専門のところもあるくらいなので、今後は大掛かりな葬儀ではなく、家族葬で行うというのが一般的になってくるかも知れません。

家族葬になると、葬儀の参列者は近親者のみとなるので、亡くなったことを知人が全然知らなかったということも、あり得ます。
特に年賀状のみのやり取りをしている遠方の知人は、あなたの親類が亡くなったことを知るすべがなく、喪中はがきを受け取って初めて知るということも考えられます。

そんな場合は、喪中はがきの文面に葬儀は近親者のみで執り行った(家族葬)ことをお知らせするようにしても良いです。

家族葬を行なった旨の文面は、以下の通りです。

祖父 山田一郎が八月十二日に九十九歳で永眠いたしました
葬儀は故人の希望により近親者にて執り行いました
ここに生前のご厚情に深謝いたしますと共に
ご通知が遅くなりましたことお詫び申し上げます
なお時節柄ご自愛のほどお祈り申し上げます

このように、葬儀を近親者のみで執り行ったことを入れて文章を作ります。

家族葬は、どの範囲の人まで呼ぶ?

さて、家族葬ですが、どこまで声をかけるか悩む人も多いようです。
一般葬なら職場の同僚や上司、取引先の人、地域の自治会など、広範囲に声をかける(またはかけてもらう)のですが、家族葬の場合は、誰を呼んで、誰を呼ばないかは家族の考え次第ということになります。

一番少ない人数としては、まさに家族のみで、親戚も呼ばないというケース。
また他には、親戚は呼ぶというケース。親戚まで呼ぶというケースが多いようです。

一般の人がお参りに来ていただいても、お断りして帰っていただくという方法もあります。
ただこの方法は、せっかく来ていただいた人を門前払いするようで、あまり気分の良い方法ではありません。

よくあるのが、葬儀は近親者のみで執り行うが、一般の方が来られても焼香をしてもらう、という方法です。
一般の人には、亡くなったことを知らせるわけではないのですが、どうしてもご近所さんなどから漏れ伝わります。

その中でも「故人と付き合いが深かったから、せめてお焼香だけでも」と思う方もいますので、その方達には普通に参列していただくという形ですね。来る人は拒まずという方法です。

家族葬でも、家族の考え方によって色々な方法があるということです。

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